施工事例:アルミ精密部品のASSYと高精度寸法調整

当社はファブレス体制を採用しておりますが、製造・組立・検査においては、熟練のパートナー企業と緊密に連携し、自社工場と同等以上の品質基準を追求しています。単なる加工委託ではなく、設計・組立工程でのミクロン単位の寸法公差調整までを一元管理し、お客様に高精度な製品をお届けします。

1. 「調整代(しろ)」を見越した設計と加工

ASSY後の寸法公差を完璧に納めるため、部品単体の加工段階から計算された「調整代」を設けています。すべてを一度に仕上げるのではなく、最終工程での微細な追い込み加工やシム調整を考慮した設計を行うことで、組立後の累積公差を最小化します。

2. 製作元での徹底した環境管理と検査体制

当社の品質基準を満たすため、製作パートナー選定においては環境管理能力を最重要視しています。

  • 恒温環境による測定の標準化: アルミの熱膨張係数を考慮し、温度管理が徹底された環境下で加工および測定を実施。加工時と測定時で生じる寸法誤差を排除し、図面通りの精度を確実に保証します。
  • 合わせ面の精密仕上げ: わずかなバリや塵がμm単位のズレを引き起こします。組立前には全パーツの徹底的な洗浄と、合わせ面の精密バリ取りを実施し、密着性を最大限に高めています。

3. トルク管理と応力緩和による安定した精度

締め付け時のひずみを防ぐため、ネジ等の締結には厳格なトルク管理を徹底しています。また、アルミ特有の残留応力による経時変化を抑えるため、必要に応じて製作工程にて事前のシーズニングを実施し、ASSY後に形状が変化しない「安定した製品」を提供します。

4. 製作先での検査・測定結果の透明性

使用する測定器は常に校正されたものを使用し、図面基準に沿った適切な原点設定で測定を行います。製作工程での測定結果は速やかにフィードバックされ、最終寸法が図面公差内に収まっていることを証明する体制を整えています。ファブレスだからこそ、専門特化した製作先の設備を最大限に活用し、高い信頼性を実現します。

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